推しメンが全滅した話その1 ユキヒライロハ編

地下アイドル Advent Calendar 2020 - Adventarの参加記事です。

 

コーヒーこぼしたbot、というのがtwitterに存在する。誰かが「コーヒーこぼした」とツイートすると、それをリツイートするだけ、という極めて単純な、キーワードに反応する系の古き良きTwitterにはよくあったbotだった。過去形で表現したが今も存在する。

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ある日そのbotが、浪速六歌仙という大阪の地下アイドルグループの子をリツイートしてきた。それが、今回のエントリで話題にするユキヒライロハ、もしくは喜連瓜破いろは、もしくは紫陽いろはだった。浪速六歌仙の時の名前は「いろは」。

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俺の中では推しメンには狭義と広義があって、人生かけてガチ恋して何十万も費やす(何十万というのは自分を安心させるための比較的控えめな表現だ)のが狭義の推しメン、「そのグループではその子とチェキをとることが多い」のが広義の推しメン、という定義からすると、その中間くらいの子が彼女だった。
お披露目や生誕ライブのために遠征するほどではないけれども、その子が東京にリリイベで来たらライブは見れなくともCD積んでチェキをとる、程度の熱意。お分かりいただけるだろうか。

いろちゃんとの出会いは冒頭での通り、コーヒーこぼしたbotリツイートだった。その後しばらくはtwitterでのやりとりで親交を深め(地下はいいですね)、一度だけ東京遠征があり、中野坂上のクソなライブハウス(これを読んでいる君たちなら分かるだろうあのクソなライブハウスだ)で対バン3,000円というクソ高い(これを読んでいる君たちなら分かるだろうあのクソなライブハウスで3,000円というのは優越的地位の濫用もいいところだ)イベントで最初で最後のライブ鑑賞(履歴書等の趣味欄に書くときのやつ)をした。六歌のオタクは謎に靴を脱いで足の裏が臭いし、六歌自体はゴールデンボンバーの「死んだ妻に似ている」をカバーするわで、結局謎のまま終わったが、いろちゃんとは数枚チェキをとり、あともう一人誰かとチェキをとって終わった。これが最初で最後の六歌のライブ鑑賞だった。
その後、六歌は解散となり、ある子はその後上京してCOLOR'zに入り、また別の子はKolokolに入りブレイクして、そしていろちゃんは数か月の間はツイキャスをしながら全部貴殿の責任だよみたいな名前のグループのオーディションを受けに東京に行ったのにドタキャンされ(と、本人は言っていた)、恐らく不遇であったろう時期を過ごしたが、その後、2018年3月のバキバキビートにて三代目KONAMONへの加入が発表された。
余談だが、このとき俺は徳島にいたのでバキバキビート自体を見ることは可能だったのだが、家族とホテルに泊まっており、布団が敷いてある畳の部屋にテレビが置いてある、という昔ながらの客室の作りだったため、家族は既に眠っており見ることが叶わなかった。スマートフォンで音楽を聴く習慣が無いため、イヤホンがあれば見れたのだが。これだけは本当に後悔している(人生の後悔ランキング11位くらい)。

さて、そんな三代目KONAMONも、東京でのライブ出演は一度もなく、関東ではリリイベを2回やっただけだった。2018年のMAWALOOPで俺は大阪遠征に行き、KONAMONではおそらく最後だったであろう邂逅をはたした(ちゃんと記録をしていないので曖昧だが、そのあとに関東での二度目のリリイベだったかもしれない)。
そして三代目KONAMONも解散となる。
(余談だが、MAWALOOPでKONAMONのライブを見た某オタクが「KONAMONのオタクはまじばんのオタクを暴力的にした感じ」と言っていたのが個人的には非常に興味深かった。とくにその日はどこぞのグループの最前管理が殴られてキレていたので。)

尚、三代目KONAMONでのいろちゃんの名前は「ユキヒライロハ」および「喜連瓜破イロハ」。喜連瓜破というのはやはり何かテレビ番組で芸人につけられた名前のようだが詳細は把握していない。

そしていろちゃん最後のグループがROWELだった。
一応、KONAMONの後継グループという扱いになっていたが、コンセプトも宝石ということになり、メンバーの名前(KONAMONからはいろちゃん含めて二人が移行した)も変わり、大阪での状況は知らないけれども元気にやっているように見えた。
2020年2月の生誕ライブには俺も行き(ごめん、いろちゃんの生誕目当てではなく、WEARのNATSUMiの生誕にDROPに行ったら隣のFANJ twiceで生誕やってたからなつみ生誕の対バングループのライブ中に抜けてFANJ twice入った)、翌日の対バン(twiceじゃないほうのFANJ)でもチェキをとれた。
これが最後の接触だったのだろう。

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その後、ある夏の日、意味深な病みツイート(意味深というか運営批判)をツイ消しし、その後数回はライブにも出ず、WEARと京都の野外で対バン

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があったので俺も当然遠征したがそのライブにも出ず、数日後、契約違反により解雇が発表された。

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ちなみにこの時の状況は
・ゆめいろH!L!T 高峯めい 契約違反の疑いで調査中活動停止中
・WEAR 解散決定済み
だったので、2020年はどういう年だよ惑星直列かよ、としみじみ感じたものである。

今は彼女が何をしているか知らないが、親交のあるアイドルが一度だけ二人で飲みに行った様子をtwitterでレポートしてくれたので、とても感謝している。ありがとう撲我さくらさん。

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願わくば幸せに暮らしてくれますように。そして願わくば、もし本人が望むのであれば、また戻ってきてくれますように。

 

蛇足だが、オタクは推しメンが黒と言ったら白いものも黒なので、いろちゃんが契約違反を認めたなどということは信じていない。