小河ぐみ、あるいは、僕だけのヒロイン

地下アイドルアドベントカレンダーカレンダー18日目です。

さて、2023年2月7日という日は世界の歴史、あるいはそれが言い過ぎであれば私の個人史においてポイントオブノーリターンとなる重要な日だった。
小河ぐみが謹慎から復帰した日である。
2022年9月25日のSelene b2でのライブを最後に我々の前から姿を消した小河ぐみは、その後、山本キヨカワ卒業とパピムズZeppワンマンの客席に姿を見せたことはあったが、それ以外はtwitterは動かさず、ふぁぼもせず、一切活動していなかった(あとから聞いたらtwitterは見てはいたらしい)。
4か月の謹慎期間というのは今考えると短い。だが、いつ終わるともわからない闇の中に放り込まれた側としては、4か月はあまりにも長い。
それでも私は耐えて、待って、推しメンが不在のPetyに通い、神矢すい(2023年1月に卒業)に雨宿りさせてもらい(雨宿りという表現は、推しメンになんらかのことが発生してつらい時期にほかのアイドルを推すことを意味しており、一般的な用語かは知らないが私は好んで使う。昔読んだ短編小説に、とある女性が小料理屋の店主のもとに転がり込んでそこの看板娘となって二人は男女の仲になったが、女性の元の男が刑務所から出てくるとその女性は消えてしまった、俺は雨宿りされたんだ、と男は嘆息する、というのがあり、そこから採っている)、安定しない時期にパフォーマンスがボロボロの彼女たちをポンコツPetyと呼び(ポンコツと呼んで楽しむ方向に持ち込むことで精神の安寧を保っていた。激動の期間の彼女たちをそう呼ぶことは酷だったかもしれないけれども私が楽しんでいたので彼女たちにとっても救われていた面もあった、かもしれない)、その間に観月りりを迎え、山本キヨカワを見送り、汐音ほのかを迎え、年を越して、神矢すいを見送り、という4か月を過ごした。思い返して文字にするととんでもない4か月だな。
その間に、三雲なつみしゅきしゅきbotだった私のTwitterでの名前は小河ぐみおいしいbotに変わった(三雲なつみに対しては、これは復活するまでの祈りを込めた名前であると言い訳をしていた。その後も名前が戻ることはなかったので結果的に彼女に対して嘘をついたことになる)。これは2022年9月のワンマンライブのチケット即売YouTube生配信で、「いつか本物のおいしいbotになってね」と言われたことに起因する(YouTubeアーカイブは消えてしまったし私も保存していないのでそのようなニュアンスだったはず)。祈りを込めるのにこれほどふさわしい名前はなかっただろう。
そして迎えた2月7日、泣くかと思ったけれども泣かず、比較的平静に彼女の帰還を私は迎えた。
それから今に至るまでも、比較的平静に推している。ライブへの参加回数(今月25日のエントリまでに数えるが100回行かないくらい)とチェキの撮影枚数が比較的多いくらいだろうか。小河ぐみに会うために(そしてPetyのライブを見るために)デビューから細々と見ている他のアイドルのワンマンを2回干したり、出番が早いライブを見るために新入社員研修で自分が講師なのに早退したり(研修のタイムテーブルを変更したので穴は空けていない)、カメラをレンタルして水着撮影会に行ったり、珍しく生誕委員に関わったり、生誕ライブで最前0を確保して全身筋肉痛になったりなど、過去の自分からは考えられない、平静と言ったが嘘だ、熱狂の日々を過ごしていた1年だった。
去年の悲劇的なエントリが嘘のようである。
控えめに言っても小河ぐみを中心に人生を組んでいるし、老後資金のことも考えていない。オタクをやめますと言っていたのが遥か遠い過去のようだ。
そして今日、小河ぐみは2x歳の誕生日を迎える。
本来であれば国民の祝日として言祝がなければならないところだが、私の力不足でそれは叶わなかった。申し訳ない。来年までには国会で法案を通すようにしたい。そしてこれを読んでいる読者諸兄におかれましては12月18日ではなく19日以降である可能性が高いが、君たちも小河ぐみがこの世界に誕生していることを世界に感謝してほしい。
さて、ここまで書いて満足してしまったが、本来推しメンについて書くのであれば、その人物がいかに魅力的であるかが表現の中心であるべきだった。
例えば、小河ぐみがどんなアイドルなのか、何を考えているのか、趣味は何なのか、歌はどうか、パフォーマンスはどうか、いかに可愛いか、接触はどうか、世界一可愛いというのは本当か(本当である)、圧倒的アイドル感について、というような内容になるはずが、どうやらそうはならなかった。構成を決めずに書くからだよ全く。
ただ、一つだけ確実に言えることは、小河ぐみは私の人生にとって最後の推しメンであるということ、小河ぐみまたはPetyが終わったら私はオタクをやめるということである。二つじゃねーか。
(ここで言う「オタクをやめる」は、月に10~20現場行くようなことをやめるということであり、週1でライブハウスに行くくらいはオタクに入らない)
ということで、私はこれからも淡々と現場に通い続けて、ひたすら小河ぐみを愛して生きていく。
2024年12月18日もまた君に関するブログを書こう。
それまでお互い元気にアイドルとオタクを続けよう。
大好きだよ。

尚、去年からのPetyに関するブログのタイトルは全てPetyの曲名や歌詞から採っており、今回はこういうことです。

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