小河ぐみ(Pety)、あるいは、運命の出会いなんて恥ずかしくて言えないけれどもきっと運命のプリンセス

地下アイドル Advent Calendar 2022 - Adventar

12月18日のエントリです。

 

12月18日は、筆者の2大推しメンである一人の小河ぐみの誕生日であるため、この日をエントリの日として選んだ(もう一人はPRSMINの三雲なつみ)。しかし残念ながら、今年は彼女の生誕祭はないし(去年も行ったことないのに)、誕生日おめでとうを言うこともできないし、プレゼントを贈ることもできないので、節目としてこのエントリを残す。

もし今君に信頼すべき推しメンがいるのであれば、リスク分散のためなどと誤魔化して安易に推しメンを増やすべきではない。君だ、僕は6カ月前の自分に言っている。
小河ぐみに初めて会った(会った、というのは分かりにくい日本語で、ライブで見たことを会ったと表現する人もいれば、チェキをとって話したことを会ったと表現する人もいるが、今回は前者)のは、先日の山本キヨカワに関するエントリにも書いた通り、2021年12月だった。その時は漠然と山本キヨカワと羽乃つゆがいいなと思っており、他のメンバーはとくに印象に残らなかった。上述のエントリの通り、この時のPetyには本当にいい印象を抱かず、むしろ、このグループ大丈夫なんですかカワシマユカさん、とさえ思っていた。

2回目は同じ月のクリスマスライブ、たしかNEW CODOMO PROTEANとHAKUAKIを目当てに見に行ったのだが、もう一度Petyを見て判断したいなという気持ちもあり、多少は楽しみにしていた。この日はどこのグループもクリスマス衣装で、そもそもコスプレ衣装(ハロウィンにせよクリスマスにせよ)はいつも通っているグループならともかくあまり知らないもしくは初見のグループの場合は本来の魅力が出せない(もしくは本来以上の魅力が出せてしまう)のでよろしくない、少なくとも筆者はチェキをとろうとは思わない。
ということで、この日もやはりチェキをとることはなく、しかし、前回とは違う、小河ぐみという子が可愛いなと思い、フォローしたうえでその旨をツイートした。
その後しばらくして小河ぐみのこの日の衣装のチェキプレゼント企画があり筆者はこの企画に申し込んで見事当選、小河ぐみの滅茶苦茶可愛いチェキを入手したのだが、それは孔明の罠だった。実はこのプレゼント企画は公正な抽選ではなく、応募者の中から筆者を釣り上げたものだったのだ。小河ぐみと当時のPetyのマネージャーのたけうちは二人で共謀し、果たしてこのチェキをだれにプレゼントすれば効率が良いか(つまり、そのオタクが現場に通って金を落とすうようになるか)を検討し、そのターゲットに選ばれたのが筆者だったのだ。これが明かされるのは翌年(つまり今年)に筆者がPetyの現場に通い始めるようになってからだったのだが、この時点では当選したということで何やら運命めいたものを感じていた。ちょろい、ちょろすぎる。そして改めて小河ぐみとたけうちの悪辣な策謀は糾弾されてしかるべきである。

さてしかしながら、それからは確かコロナの第6波ということで筆者は2022年2月の三雲なつみの生誕にすら行かず、悶々とした日々を過ごしていた。次にPetyを見ることになるのは、6月、実に半年経過しているが、この3年のコロナ禍では半年というのもさして問題にはならないだろう。
2022年6月、POPChuuuNというPcycle主催イベントの招待企画に筆者が当選してライブを見に行くことになったのだが、これも当然ながらこの時もたけうちと小河ぐみの共謀である。厳正な抽選ではなく、筆者は狙い撃ちにされたのだった。後から小河ぐみ当人に聞いたところ、「ようやく来た」とのことだったらしい。

それからの(筆者の中での)小河ぐみの躍進は目覚ましいものがあった。
他のメンバーには目もくれずチェキに並び、2022年クソイベオブザイヤーことお台場アイドル博ライブにもチケット代6500円や熱中症リスクをものともせず鑑賞し(さすがにイベント中断リスクは誰にも予想できなかった)、9月18日のワンマンライブの券種をさんざん悩んだ結果Sチケット(優先入場、Tシャツ、オフ会で30,000円)を購入し、Pcycleお得意の一人のオタクにワンマンチケットを複数枚買わせる商法に合わせて自分のSチケットのほかにBチケットを3枚購入して友達を招待して(尚、PetyはPcycleの他の2グループと比べて明らかにチケットを売る気があまりなく、果たしてこれは何か深い思慮があるのか、ワンマン翌日のオフ会で確認しようかと思っていたのだが忘れたまま今に至る)、ついには推しメンと呼ぶようになった。尚、筆者の推しメンの定義は一昨年のこのエントリの通り非常に狭い。小河ぐみが推しメンであるという旨のツイートをしたら三雲なつにみふぁぼられてビビり、それでも9月3日のぐみの日にtwitterの名前を三雲なつみしゅきしゅきbotから小河ぐみおいしいbotに変更するなど、人の心というものが勝手に暴走する様は本当に恐ろしい。そのように、筆者の中で小河ぐみの存在は非常に大きなものになっていった。そして最高潮の感情で迎えた9月18日のワンマンライブとオフ会。ワンマンライブについては先日のPetyに関するエントリでそもそも記述すべきだった。新メンバーも新曲も新衣装もないワンマンライブというのは正直呆れないでもなかったが、それでも、ワンマンでしか摂取できない栄養というものはあるし、「ワンマンに向けて頑張る」という過程を経ることでアイドルというものは輝きを増すのだという認識を新たにした素晴らしいライブだった。
からの、小河ぐみの無期限謹慎の発表である。

 

涙の数だけ強くなれるのかそれとも涙の数には上限がありいつか心は折れるのか、いつまでたっても分からないけれども我々地下アイドルのオタクにとっては慣れたものである。しかし慣れているからと言って悲しくないことはないし、何度迎えても慟哭は禁じ得ない。そしてオタクをやっていれば年に数回ペースで直面できるあまりにもインスタントな悲劇である。勿論喜劇でもある。
というわけで、小河ぐみは2022年12月18日現在も絶賛謹慎中で、筆者は、俺はひたすら君が復活するのを待っている。ときに夜に枕を濡らしながら、ときに泥酔してPetyのライブを見ながら君を待っている。
いつのことだったか忘れたけれども、「ぐみも可愛いけどPetyが最近最高に楽しい」と言ったら喜んでくれた君、普通なら推しメンがこんなことになったら現場には通わなくなるけれども、君がいなくてもPetyは楽しいから俺は君不在のPetyに通っている。君の帰る場所を守っているなんてことを言うつもりはさらさらなくてただ単に楽しいから通っているだけなんだけれども、君がいなくても楽しい。けれども君が帰ってきてくれればもっと楽しくなるだろうから、早く帰ってきておくれ。
小河ぐみおいしいbot(本物)より。